在宅難病看護師研修に参加しました!
こんにちは?
亀戸サテライト看護師の榊原です!
最近は寒い日々が続いていますが、皆様体調など崩されていないでしょうか?
さて、先日東京都主催の在宅難病看護師研修に参加してまいりました!
日程調整や代行等にご協力いただきましたご利用者様やスタッフには感謝申し上げます。
以前、私は神経内科の病棟に勤務しており、様々な神経難病の患者様と関わらせていただいておりました。
在宅領域でも難病の分野を深めていきたい!!と思い、現在ボンズシップで切磋琢磨しております!
さて、研修内容ですが
多系統萎縮症(MSA)や筋萎縮性側索硬化症(ALS)の基本的な病態や、最新の治療などの新しい情報も盛りだくさんでした!
在宅で利用できる機器や道具もたくさんあったので、一部紹介させてください!
スイッチ!
ボタンや触覚のようなもの、写真のようなパッド式のものまでさまざまなスイッチがありました。
これらを押すことで音や光を発し、自宅内でご家族や訪問看護師を呼んだり合図をしたりすることができます。
そしてご存知の方もいらっしゃるかと思います、
伝の心!!!
動くカーソルを打ち込みたい文字に来たときにスイッチを押すと1文字ずつ打ち込まれ、繰り返すことで文章が完成します?
伝の心の他にもさまざまなコミュニケーションツールがありました!!
病院でもよく使用されています、人工呼吸器を装着している患者さんの喀痰を促すカフアシスト
以前いた病院ではリハビリの時間に理学療法士さんと一緒に使用していましたが
こちらも、看護師の訪問で在宅での使用ができます!!
また様々な種類の文字盤をご紹介いただき、そのなかでもとても印象的だった
簡易式の文字盤
(落書き帳ではございません)
こちら、どのように使用するか皆さんわかりますか??
文字盤といえば、50音が書かれた板を使用し、患者さんの視線で文字を読み取り会話をしていくイメージですよね?
また、中々文字の解読が難しく、苦手意識を持たれているご家族や医療者の方も多いかと思います…(私も中々読み取れず悶々としていた看護師の一人です…)
こちらは普通の紙、なんなら裏紙でも作れちゃうんです!!!
しかも、文字盤初心者、苦手意識のある方でも簡単に解読できるんです!!!
使用方法を簡単に説明しますと
①まずは母音を選びます。
用紙を縦長に持ち、あかさたな、はまやらわ、のどちらかに視線を向けてもらい、上下の視線で把握する。
(ここでは上にある あかさたな に目線がいったとします。)
②あ~な行の方を解読者の目線の高さに合わせ、患者さんに あかさたな の中からどれかに視線を向けてもらい、解読する。
(ここでは さ に目線がいったとします)
③次は子音を選びます。
用紙を横にしてもち、患者さんに aiueo のどれかに視線を向けてもらい、解読する。
ここで o に視線がいったとすると…
母音さ+子音o→ そ
というように解読していきます!!!!
文章で説明すると難しいのですが…
実際にやってみると、文字盤を使用するよりも遥かに簡単に解読できます!!
(説明下手ですみません…)
わからないことがあれば亀戸サテライト榊原までお問合せください…笑
これなら誰でも使用できるだけでなく、災害の時など特別な材料がなくても作れちゃうんです?
まさに2018年の漢字「災」にふさわしい文字盤ですね!笑
みなさん騙されたと思って近くにある裏紙を使ってやってみてくださいね♪
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今回の研修を経て、難病に対する知識が深まったとともに、まだまだ未開発な難病に対してさらに興味がわき、他職種の方や医療者以外の方々にも情報発信していきたいと思いました。
また、訪問看護師としてカフアシストの使用や文字盤でのコミュニケーションなど、患者さんの生活を支えていける存在として今後もお力になりたいと改めて思いました!!!
今後も努力していきますので、皆様よろしくお願い致します?
株式会社 ボンズシップ | 2018.12.26 0:00