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ある利用者様のお誕生日（5月東陽看護）

皆様こんにちは〜
東陽看護部ＫＹです

今回はお誕生日にまつわる出来事を紹介させて頂きます

M様は奥様と２人暮らし。
６月に施設入所を控えている中、体調崩され４月中旬ご入院されました。
ご自宅へのご退院が難しいという事でそのまま他病院に転院され、転院先から施設入所という流れになりました。
奥様は入院中も毎日面会に行かれご自宅に戻れない事をとても残念に…
ご本人様が可哀想で可哀想で…と何度も仰られ、
切なく悲しい複雑な感情だったのでしょうか精神的にも落ち込まれておりました。
なんとな～く気になり週１回ほど奥様と電話連絡を取り合っている中、
１ヶ月程過ぎたある日に奥様より転院日が決まったとのお話しを頂きました。

M様は４月下旬がお誕生日でしたので、
リハビリ部と看護部の担当者３人で、ご自宅で写真撮影しお誕生日カードを作成していたところのご入院だったため、なんとしてもMさんに自宅で過ごした皆様との思い出をお届けできるようにしなければと。
奥様とお約束し、作成したカードを持ち自分の訪問前の時間帯を利用しご自宅を訪ねました。
１ヵ月ぶりにあった奥様とは玄関でお互いの名前を呼び合いながら
なんとなくハグをして…そしてなんとなく朝からウルウルして…お誕生日カードを一緒に見ながらまたウルウルして…。
そのカードを転院先に持参する荷物に大事そうに入れて下さる奥様の背中を見守りつつ、転院へとお見送りしたのでした…。
奥様は転院先からの施設入所が可哀想というお気持ちを拭いきれずにいるご様子でした…。
「転院先から施設に移動する時の１泊だけでもご自宅で過ごせるように調整ができると良いですね」
とお伝えし、転院同行されるケアマネジャーさんへもそのご意向を共有しました。
奥様と別れた後、なんとも朝からおセンチな気分で自転車のペダルを踏み込むのでした…。
こんな朝も…たまにはあっても良いでしょうか…ね。

後日ケアマネジャーさんより「病院についてすぐに３年分のお誕生日カードを全て私に見せて下さいました。
ご本人様へもお見せして…喜ばれていましたよ。そのまま転院先に持って行かれましたよ…。素敵ですね～。」とのお言葉を頂き、また電話口でウルウル…年齢を重ねると共に涙腺がどんどん崩壊してゆく私でした…。


★番外編:誕生日グッツの紹介です★
①まず当日の撮影用グッツ。これは全て１００均です。
②カードを作成するグッツ。これも全て１００均です。
カードはカラーコピーをして貼り付ける方法も見出し経費削減で取り組んでおります…笑。なんと言っても最近の私のお気に入りは…会社から配布された内服セット用の強力テープのり！
コレとっても使えるんです！写真やカットした貼りものをスイスイ貼っていけます。１０分くらいでカード作成できちゃいます！
(ちなみに①②のグッツ代は経費で申請できるので皆さんに活用してもらっておりま～す)

株式会社 ボンズシップ　｜　2024.05.29 0:00