対談 ”想い”で繋げる地域の輪 第6回 前編
ボンズシップ清水社長の対談企画スタート!
この業界に携わり、ご活躍されている皆様の“想い”を
お届けすることで、関連機関との繋がりや、
より安心して暮らせる地域作りに寄与できれば幸いです。
第6回目は、
ホープウェル株式会社 代表取締役
カレッジケア/カレッジガーデン 統括所長
髙舘 麻貴 様
にご協力を頂きました。
平成26年11月 ホープウェル株式会社を設立し代表取締役に就任
その後、訪問介護事業・障碍者支援(居宅介護)カレッジケア
重症心身障害児通所施設(児童発達支援・放課後等デイサービス)カレッジガーデンを開設。
その他、学校での講義や介護講師、地域・東京都での講演会をも務める。
対談の様子はこちらのブログで前編/後編に分けてお届けいたします。
※以下、対談内容の黒字はボンズシップ清水社長、青字は髙舘様といたします
本日はよろしくお願いします。
元々は建設会社にいらっしゃったのですね。
はい、入社してから事務職をやっていたのですが、営業をやってみないかと
お声掛け頂きまして、その会社で初の女性営業マンになりました。
そこで主人と出会い、結婚、妊娠と出産する間に義父が脳腫瘍を患いまして、
看護師さんやヘルパーさんには大変お世話になりました。
それがきっかけで、今度は私がお返しをしていく番かなと思い、
介護事業所へ非常勤職員として入社いたしました。
その後、管理者を務めたり、事業所を立ち上げたりしました。
そこで訪問看護さんや医師会さんと連携していく中で、吸引の対応も行っていたのですが、
会社として吸引の対応をしていくことが難しくなったことがあり、
利用者さんへ必要なサービスを提供していく為にも退職を決め、
カレッジケアとして亀戸で独立することにいたしました。
住んでいる町や地域によって受けられるサービスに差がないことが
大事だなと思っていますので、それを実践されているのが素晴らしいなと感じます。
吸引や胃瘻があるから受け入れられない、ではなくて、
在宅を望まれたのであれば1日でも長くその生活が送れるよう、
制度を利用したり他の事業所さんと連携したりして、
どんな体制でもフォローしていけるようにしたいです。
以前は介護の必要な高齢者の方へのサービスが中心だったかと思いますが、
現在は障害を持つ方への支援も行っていらっしゃいますね。
なにかきっかけのようなことはあったのでしょうか。
区の方から障害者の相談支援員をやってもらえないかと
ご相談があったのですが、当時勤めていた会社ではそれもすることが出来なくて。
元々、吸引を一緒にやってくださっていた看護師さんから、
「吸引が出来るなら医療的ケアが必要な子どもたちへの支援も一緒にできますよね!」
とお話しいただいていたこともあり、独立したタイミングで
吸引が必要な障害児の子どもたちの支援と相談員をやらせて頂くことになりました。
当時、相談員として接している中でこの辺りには重度心身障害児を
専門的にやっている通所施設がなくて、子どもたちの居場所の為にも
自分でやるしかない!と今のカレッジガーデンを立ち上げました。
法改正や施設の環境、職員の介護軽減等考慮しつつ、
周りの皆さんのご協力に背中を押され、
思い描いていたものを実現することができました。
(カレッジガーデン外観の様子)
今、展開されている事業への思いはどうでしょうか。
本当にやってよかったと思っております。
あとは変わらず皆さんに支えられているなという思いで。
職員や利用者さんやご家族の方、地域の皆さんには本当に支えられています。
会社を経営するということについては
どういったお考えをお持ちでしょうか?
地域で暮らす子どもたちやお年寄り、その家族の為に
支援をしていくという思いがベースにあります。
もう1つは付いてきてくれている職員とその家族が
豊かな生活を送られるようサポートしていきたい。
それには仕事がうまくいくだけではだめだと思っていて、
ご家族へもきちんと気配りするようにしています。
お話の途中ですが前編は以上となります。
次回、後編の掲載は1月中旬頃予定です。
株式会社 ボンズシップ | 2024.01.05 11:22