必要とされる人になるその前に
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
代表の清水です。
梅雨真っただ中で体調を崩しやすい季節ですね。
さて、今回は以前に社員さん向けの月曜メッセージでも紹介した内容をこの場でも共有したいと思います。
私事で恐縮ですが長女が大学生になりまして新しい生活がはじまり数か月が経とうとしています。
その長女の高校の卒業式後の最後のホームルームに保護者も参加させて頂いたときの話です。
【担任の先生の話】
「‘他人から必要とされる事’と‘自分が必要とする事’、どっちが大切だと思う?」
こう生徒に質問します。
生徒はみんな「他人から必要とされること」と回答します。
先生はこう言います。
「みんなにとって私(先生)は必要?」
【生徒】
「必要です」
【先生】
「本当に?もし先生が病気になったり不祥事を起こして居なくなっても、
他の誰かが代わりに担任になってみんなは無事に卒業できるよね」
【生徒】
「…。」
【先生】
「校長先生って必要?もし校長先生が居なくても皆はやる事は変わらないよね。」
「世の中の会社の社長さん必要?社長さんがいなくても会社は存在するよね。
仮にその会社が倒産しても、他の会社がその分をフォローするから
日本経済が回らなくなることはないよね。」(ドキッとしました(笑))
【生徒・保護者】
「…。」
【先生】
「先生は皆にとって必要じゃないけど、先生にとっては皆を卒業させることは必要な事でやりがい・生きがいなんだよ」
「自分の代わりはいくらでもいる世の中・社会だから、必要とされる前に自分が必要だと思う事、
これだけは譲れないというもの、やりたいこと、生きがいを見つけて、それを真剣に頑張って欲しい」
正直少しの時間、頭の整理がつかず困惑しました。
わが社が考える会社の社会性(世の中の役に立ち貢献し唯一無二の存在になる)を覆されるような相反することを説かれているように感じました。
よくよく頭の中を整理してみました。
先生は決して利己的になれと言っているのではなく、自分がこの世に生を受けた意味、使命感、
自分が何をしたいのか、どんな貢献をしたいのか、自分を磨いていく過程を突き進むことで、
世の中に必要な存在になるに相応しい人間になるのだということを説いていたように思います。
長女が素晴らしい先生に出会い教育して頂いたことに感謝です。
余談ですが、わが社のゆるキャラ「ボンちゃん」は長女が小4のときに描いてくれたイラスト案が元になっています。
ではでは、次回のブログもご覧いただけますと嬉しいです!
不安定な天気が続きますので健康管理に十分に注意していきましょう。
株式会社 ボンズシップ | 2023.06.27 10:06