対談 ”想い”で繋げる地域の輪 第3回 後編
ボンズシップ清水社長の対談企画スタート!
この業界に携わり、ご活躍されている皆様の“想い”を
お届けすることで、関連機関との繋がりや、
より安心して暮らせる地域作りに寄与できれば幸いです。
第3回目は、
東京ツナクリニック
(機能強化型在宅療養支援診療所)
大宮 謙一(おおみや けんいち)様
にご協力を頂きました。
対談の様子は、こちらのブログで
前編/後編に分けてお送りします。
※以下、対談内容の黒字はボンズシップ清水社長、
青字は東京ツナクリニック大宮院長といたします
現在、6人がクリニックに在籍していると
お聞きしましたが、皆さんの職種はどのような?
看護師1,救命士1,事務スタッフ2、
院長と院長補佐の2で計6人です。
うちは特殊ケースとして救急医療が好きで、
応急症例や緊急往診にも対応しています。
例えば、地域包括から緊急で入ってくれと言われた時、
当日すぐ動いたりしています。
いかに地域のニーズに応えるかを考えています。
開業の失敗例としてよくあるのは独りよがりの医療で
“これやったら絶対流行る”と思ってやるという例があります。
そういう医療機関は社会のニーズには合わないし、
実際に地域にとって過剰となる医療機関は競合が
多く持続性に問題があります。
そのため、しっかり社会的ニーズに
応えることのできる医療機関を目指しています。
正直なところ、医師としてはやっぱり手術もしたいし、
自分の専門性生かしたいというエゴもありますが、
まずはマーケットアウトの考えと同様に社会に求められるもの、
という観点から医療市場における
消費者=患者さん目線を重要視しています。
在宅医療の幅を広げ、病院としても
家に帰すことが困難と思われる患者さんでも、
各種医療職の方々と連携の上、その受け皿として
カバーできる体制を構築することが
我々の提供できる大きな価値だと思っています。
先程のお話を色々お伺いする中で、
やっぱり病院レベルの在宅医療って、
すごく響くなって思いましたし、そこに向かうための
人材育成って誰もが出来るわけじゃない、
共感して、一緒にやれるって人が集まってくるってことは、
発信力と求心力があるんだなと思います。
私自身、江東区での医療に長く携わっており、
もう8年くらいになります。ある程度、基盤が出来ていて。
そのため、土地勘があって、ここに足りないものは何か
わかっていましたので開業を考えたってからの行動はスムーズでした。
結局は、競合優位というものに似ていて、
医療機関としてちゃんとしたことを
しないと生き残れないと思っています。
儲け主義でやってもだめですし、あくまで保険医療機関としての
ルールの中で出来る限りのことをやってあげることを常としています。
逆に言えばその中であれば、患者さんにとってメリットがあることは
何やってあげてもいいわけです。
例えばリハビリやマッサージしたい方や退院直後で
頻回の看護が必要な方でしたら医療保険で同意書を書いたり、
訪問看護指示書+特指示を出したりなど。
保険診療のルールを医師自身が理解し、患者さん目線で
必要されることを最大限やれば自ずと信頼をいただけると思っています。
そういう今までの色々な経験、体験が
今のクリニックの形を作っているんですね。
そうですね。当院もまだ歴史が浅いですが
それでも苦難の時期がありました。
例えれば、激しい台風が来た時にみんなで頑張って我慢して
台風が過ぎた後に、あの頃に比べたら、
“今、全然マシだよ、ハッピー”のような状態です。
正直なところ、ハッピーが普通になってしまうと、
ちょっとお腹すいたら、腹が立ち、
不満が絶えない状態になってしまいます。
なので、そこは皆で力を合わせて乗り越える
経験があったことで、今はすごくいい体制が
出来てきたと感じています。
私自身の目標は当院のスタッフにも患者さんにも
当院のファンになってもらうことで、
最近では少しずつ手ごたえを感じています。
病院レベルの医療を頑張っていきたい、
地域のニーズに応える、
出来るだけ病院から在宅に、
という考えが当院の大きな基盤です。
医療連携体制も当院の強みの一つです。
しっかりとした医療基盤がないと家に帰されても、
ご家族も困るしCMさんも困ってしまいます。
十分なクオリティの医療を提供し、信頼のおける
他の事業所さんと医療機関と連携して良いサービスをする。
社会のインフラになるべく、患者さんや医療機関、
各種事業所さんとはオフラインの有機的なつながりを
目標にしてやっていきたいと思います。
東京ツナクリニック 大宮院長のインタビューは以上となります。
いかがでしたでしょうか。
大宮先生の地域のニーズに応えたいという思いや、
病院レベルの医療を提供することへの思いを聞くことが出来ました。
ありがとうございました。
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次回の対談企画もおたのしみに。。。
株式会社 ボンズシップ | 2023.04.17 9:16