⚽石川直宏さんからの学び
先日の東京マラソンは天気にも恵まれ素晴らしい祭典になりました。
トップ3のゴール争いは興奮しました。
ちなみに私は走ってません。応援組です。
さて、スポーツ繋がりですが先日2名の社員さんと一緒にサッカー元日本代表の石川直宏さんの講演を拝聴する機会がありました。
逆境に立ち向かってきた石川さんのアスリート魂からビジネスマインドを学ぶ目的で参加してまいりました。
石川さんはサッカーという選手寿命の短い競技ながら17年という長い現役生活を送った方です。
彼のサッカー人生は順風満帆ではなく、左膝十字靭帯の怪我で7度の手術を経験し、日本代表も召集されたり外されたりと波乱万丈でした。
怪我をする度に今までのプレイができなくなりファンは離れていく。
その都度、今の自分の最大パフォーマンスを出すにはどうすればよいかを考えてプレイスタイルを変えていったそうです。
かつてファンを魅了した派手なスピードドリブルはもうできない。
そう考えて彼は効率重視の勝つためのここ一番のゴールに絡むためのドリブルに進化し、結果を出すための本物のプロフェッショナルとなったわけです。
その過程において、自分のためにサッカー人生だったものが、人の夢や希望に繋がるみんなのためのサッカー人生なのだと思考の変化もあったとのこと。
上手くいかない事は決して悪いことではない。
上手くいかない時は不安になる分、グッと熱量が上昇する。
上手くいかない時こそ成長のビッグチャンス。
試合に出られない時は腐りたくもなる。
怪我のせい、誰かのせいにしたくもなる。
有名な話ですが、長友佑都選手の話も少々。
彼は大学時代ポジション争いに敗れベンチにも入れずスタンドで応援団として太鼓を叩いていた時期がありました。
彼は腐ることなく誰よりも一生懸命に魂を込めて強く叩いた。
いくら太鼓を必死に叩いても決してサッカーは上手くなれない。
でも、一生懸命にやることで周囲の信頼を得ることはできる。
一生懸命な姿は必ず誰かが見ているもの。
それが次のチャンスをもらえることにつながる。
人間は感情ある生き物。あいつなら何とかしてくれるかもと思わせるかどうかですね。
石川尚宏さん、長友佑都選手から学ぶことは、何ごとも他責にせずに常に自分に矢印を向けているということ。
今起きていることは上手くいってようが、上手くいってなかろうが、
そもそも自分が選んで決めたことが全てのはじまりです。
自分に矢印を向けることは、私も以前から大切に思っていることではありました。
しかし、実際に体現している人はそう多くはありません。
そういう意味ではアスリートから学び、あらためて自分自身の生き方、考え方の柱にしていきたいと考えさせられます。
長々と暑苦しい話ですみませんが、サッカーに関心がない方も自分の好きなことや、自分の職務に置き換え、投影して頂ければ幸いです。
株式会社 ボンズシップ | 2023.03.08 11:24