今、私たちにできること。
新型コロナウイルスの社会的、経済的影響が増々広がっております。
引き続き感染拡大防止の取組みを共に頑張ってまいりましょう。
人の出入りに伴う感染拡大を心配して、ご利用者様よりキャンセルのお申し出の連絡が増えてまいりました。
私たちが訪問しなくても生命や生活に支障のないご利用者様にとって感染防止のための策の一つであるため、私たちもそのようなお申し出には、ご利用者様のご意思を尊重して訪問を控えております。
そこでスタッフが「何か自分たちに出来ることはないか?」ということで
いろいろ試行錯誤の結果、直接対面しなくてもWebを使った遠隔リハビリを一部開始しております。
対面せずに画面上の訓練ですので、所謂3密とは無縁の環境です。
インスタやfacebookなどのSNSでその様子を観ることができますので是非ご覧ください。
通所介護ではコロナウイルスによる臨時的な処置として職員が電話による確認を行った場合に介護保険の算定が可能なのですが
訪問看護の場合は居宅を訪問していないので、介護保険・医療保険の算定はできず完全なるボランティアです。
ここで考えなければならないことは、何故そこまでして訪問看護リハビリを継続したいとボンズシップのスタッフが思うかということです。
社長の私から「やりなさい」なんて一言も指示してません(笑)
コロナウイルス終息後には通常の日常を取り戻す必要があるわけですが、何もしないでいたら、身体機能はどんな状態になっているか。
日常生活がいっそう不自由になってしまうのではないか。
そもそも介護保険や医療保険を使って訪問看護リハビリサービス何のために実施されているのか。
そんなことを考えてくれたのではないかと思います。
介護保険や地域包括ケアシステムの目的とするところは、「高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止、地域共生社会の実現を図るとともに、制度の持続可能性を確保し、サービスを必要とする方に必要なサービスが提供されるようにする」とされています。
サービスを必要とする方に長期間に渡ってサービスが滞れば、リハビリ等の訓練がされないわけですから、身体の機能は悪化してADL(日常生活動作)が下がり、要介護度の重度化を招き、社会保障財源のさらなる圧迫にもつながり、制度の持続可能性にも影響が出てくるかもしれません。
ボンズシップの経営理念の中に「超高齢化社会の生きる力となり生きる希望を創造し、年とともに幸福度が向上する明るい未来創りに貢献します」と書かれている部分があります。
経営理念には「このようにやりなさい」というやり方は示されていません。
「かくあるべきだ」という理想のあり方を示しています。
ボンズシップが目指している理想のあるべき姿を実践するためのやり方が、今回はWeb遠隔リハビリだったのです。
やり方は他にもたくさんあると思います。
コロナウイルス感染拡大による「不安」「不満」「不自由」の「不」を取り除いて安心、安全、満足、自由を目指していきたいですね。
株式会社 ボンズシップ | 2020.04.19 19:08