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ダイバージョナルセラピーを紹介します

🐢亀戸サテライトの看護師 加藤真理子です😊

今回は、私が以前学習し今でも訪問看護の中で実践するよう心掛けてる

ダイバージョナルセラピー(DT)について紹介します。

ダイバージョナルとは、英語では、わきへそらすこと、関心をそらす、気晴らし、娯楽、

迂回路、回り道等と訳されます。

高齢、虚弱、認知症、心身の障害を伴った時、楽しさや幸福感を得るための気分転換や新しい迂回路を見つけることが1人では難しくなります。そのようなコントロールが困難になった時に専門的な援助をするのがDTです。

オーストラリアでDTはパラメディカルチームの一員のセラピストとして活躍しています。

DTの最も大切な仕事は、その人が好きな事、したいと思うを最大限に実現させるにはどうしたらいいかを考えること。また、その人が『何かをしたい』『もっと生きたい』という意欲が持てるようなプロセスを作っていく事です。よってDTにもアセスメントは不可欠で、訪問看護とも共通するところがあります。

個人的基本アセスメント:名前、生年月日、出身地、医療、身体的ニーズ、DTに活動における制限と可能性

ライフストーリー:個人の歴史や思い出、大切な事、家族についてなど

レジャーアセスメント:趣味や興味、楽しみなど

 

【Old age is to be enjoyed not endured.】

老いることは楽しむことであって、耐えることではない。

この言葉は高齢化するオーストラリアの国家戦略を大臣が説明した文章です。

当社の理念に

利用者・家族に最後の一滴までベストを尽くし感動を届けよう

その人の生きてきた背景や価値観を大切にし、残された時間のその人に取っての幸せを探し、最期まで生ききるを支援をし、期待を超える価値を提供しよう。

というのがあります。私はこの言葉がDTと共通するものがあると感じ入職を決めました。

 

オーストラリアの施設の様子を一部写真で紹介します。

 

 

ガーデンには車の好きな入居者がいつでも修理できるように赤いポンコツ車が1台。

物置小屋には、釣りや大工、ペンキ塗り、ガーデニングの道具が用意されている。

 

 

 

 

バス停が作られており、認知症の方が外出しようとしても

ここでとどまるよう工夫されています。

 

 

DTの中には施設内だけでなく、個別訪問で行うルームビジットというものもあります。訪問看護はまさにこれにあたると意識しながら日々訪問しています。

訪問看護での実際の経験はまた次回書きたいと思います。

 

 

 

 

参考文献

日本ダイバージョナルセラピー協会

https://dtaj.or.jp/

株式会社 ボンズシップ | 2024.10.29 19:23