恩送り 与える人に
9月に入り虫の音が秋を感じさせてくれるようになりましたが、日中はまだまだ暑い日が続きますね。
皆さん、熱中症にはくれぐれも注意しましょう。
25年以上も前の話ですが、私の就職活動は氷河期と言われた時代でした。
面接のときに「多くの人に良い影響を与えられる人間になりたい」と語っていた私は当時の面接官にどう映っていたでしょうか。
社会のことも何もわかっていない若造が何を生意気なことを、なんて思われたかもしれません。
なんとか採用してもらった会社では、多くの人に影響を与えるどころか、未熟ゆえに学ぶことがたくさんあり、多くの人からもらってばかりいました。
本当にたくさんの人にお世話になり、時には迷惑をかけながらも支えてくださった諸先輩方のおかげで今の私、今の会社があると思っています。
今後は私自身、もらうよりも与える側の人になれたらと思います。
しかしながら、お世話になった方々に直接恩返しする機会は現実的には中々ないものです。
今までお世話になった方々に感謝の意を込めて無駄にしないためにも、もらってばかりいた恩を別の方に送る恩送りができたらいいなと思います。
自分がしてもらって良かったこと、助かったこと、時には厳しい𠮟咤激励を他の誰かに送るということです。
今、目の前にいる人、周囲で助けを求めている人の力になり恩送りをすることが、諸先輩方への恩返しに繋がるでしょう。
そんな恩送りのサイクルが世の中に増えていき、もっと社会に笑顔や感動、幸せが増えていくことを願いたいと思います。
株式会社 ボンズシップ | 2020.09.01 9:38