新型コロナウィルスが猛威をふるいはじめてから今まで、私たちは「不要不急」という言葉を幾度となく耳にするようになりました。

「重要ではなく、急ぎではない」という意味ですが、「不要不急」こそが経済を支えてきたわけです。
第一次産業、第二次産業、第三次産業。さらには第四次産業革命と言われる時代背景には人々の暮らしの変化、価値観や嗜好の多様化が大きく影響していると思います。

生きるために食う時代から、先人たちの努力のおかげで、食べるために困ることは無くなり、便利なモノが増えていき、世の中の生活がどんどん快適になり、人々は幸せになるために生きる時代に移っていきました。
人生をより楽しむために旅行や外食グルメ、ファッション、娯楽のためにお金を使うようになり日本の資本主義経済の発展に大いに寄与してきたわけです。

その旅行や外食、ファッション、その他多くの娯楽は今や「不要不急」というカテゴリーに位置づけされてしまいましたが、私たちの今までの快適な暮らしや経済成長は「不要不急」に支えられて成り立っていたんだなあと改めて感じました。

収束して人々は今回のコロナウイルスで学んだことを忘れずに、Withコロナと言われる時代で行動を変えていくことになると思います。
しかしながら、つい最近まで当たり前のように生活に密着していた「不要不急」を取り戻し、いえむしろ「不要不急」という言葉が忘れ去られるよう、人間らしく楽しく豊かな暮らしができるとことを願いたいと思います。

誤解の無いように感染予防対策、密を避ける働き方、生活様式は継続した上でのお話です。